空海の生涯を人形で再現

前回の
岡川寺に続いて、弘法大師つながりのスポット・
愛知県半田市の「
東光寺」です。岡川寺の記事で、弘法大師空海は62歳で入定(悟りを開いて仏になること。亡くなったわけではない)したと書きましたね。空海の62年の生涯を62体の人形で再現したお寺ですよ。
外観は普通のお寺

近くに小学校があることもあって、のんびりした雰囲気のお寺です。こちらも一見して普通のお寺ですのでスルーしそうになりますが、年弘法堂には仰天の光景が見られるのですよ。
中村誠感上人による開山
東光寺公式サイトによると、開創は明治36年(1903)。農家に生まれた中村誠感氏が海徳寺というお寺で修行をして、和歌山の東光寺から寺号と本尊を移して建立したそうです。この誠感上人が作ったのが62体の弘法大師像。
生まれてから1年ごとの歴史を再現

じゃん! ずらりと並んだカラフルな像。みーんな弘法大師なんです。空海が生まれてから1年ごとの歴史を再現してあるんですね。その発想がスゴイ!
地震で損壊したため現在は45体

ただし残念なことに、昭和20年の地震で損壊したため現在は45体しかありません。東光寺のサイトによると、年弘法堂も倒壊してしまったため、昭和55年11月に再建されたそうですよ。だから像の色合いも美しいんですね。
空海伝説のウンチクをどうぞ

伝説に事欠かない超人・空海の人生を再現してあるので、かなり珍妙なことになってしまっている像もあります。空海伝説を知らない方は何が何やらさっぱりかもしれません。そこでいくつかウンチクを。
五筆和尚の伝説

まずこれ。習字の時間ふざけてる小学生ではありません。「弘法筆を選ばず」って言いますね。空海は書の達人でした。唐で修行をしている時、皇帝の前で両手両足、口に筆をとって一気に五行の書を書いたという伝説を表現した像です。このパフォーマンスに感激した皇帝が、空海に「五筆和尚」の称号を与えました。
大日如来の伝説

次はゴールデン空海。このファンキーな像は何を表しているのか? 手に注目すると「智拳印」という印を結んでいるのですぐに分かります。この印を結ぶ仏は大日如来だけだからです。天皇の前で僧達が空海を批判したとき、空海が印を結ぶと身体から金色の光が放たれ、大日如来が現れたという伝説。天皇も他の僧達もその場にひれ伏したそうですよ。
天才・真魚ちゃんの記憶法

子どもの姿の像も作られています。幼名は「真魚(まお)」。幼少の頃より神童の誉れ高かった真魚ちゃん。彼が習得したという「虚空蔵求聞持法」は、あらゆる経典を暗記できるという万能記憶法。これ、私も超知りたいYO!
空海はへのこばかりが無筆なり

空海の超人伝説を全部ご紹介するのにはとても字数が足りません。でもあまりに立派すぎる人は反感も買うものです。江戸時代には「空海はへのこばかりが無筆なり」なんて川柳も作られました。五筆和尚なんて言われているけど、坊さんだから自分の筆は全然つかってないじゃん……って……。オチはシモネタかい!【麻理】
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住所 :愛知県半田市亀崎月見町3-14
電話 :0569-28-2622
関連URL:年弘法 東光寺
2008年07月22日
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