岡山特集のトップバッターは「鼻ぐり塚」

今日からしばらく
岡山特集を連載します。岡山と言えば桃太郎。もちろん桃太郎関連のスポットもご紹介しますが、知る人ぞ知るマニアックスポットのレポートもありますよ。お楽しみに。最初は岡山市の宗教団体「福田海(ふくでんかい)本部」内にある「
鼻ぐり塚」です。
山と積まれた鼻ぐり700万個

いったい何か分かりますか? 直径10センチほどの色とりどりの輪がうずたかく積み重なっています。その数700万個! あまりの数に圧倒されます。山のように積まれたこの輪っかは「鼻ぐり」です。
鼻ぐりとは牛の鼻輪のこと

鼻ぐりは牛の鼻にはめられた鼻輪のことです。人間のために労働したり、食べられたりした牛の恩に報いるために、鼻輪を集めて供養しているのがこの鼻ぐり塚なのです。
毎年数万個が奉納される

鼻ぐり塚はもともとは円墳で、その上に鼻ぐりを積みあげています。大正14年に作られて以来、毎年数万個の鼻輪が奉納されているとか。この年々巨大化してるんでしょうか。
牛さんブタさんありがとう。

ブタの供養もされていて、ブタのブロンズ像も立っています。食べ物では何が好きかと聞かれたら「肉! 砂糖!」と答え、毎週のように焼き肉、トンソクを食べている(
トンソクは骨格標本まで作っている)ワタクシですから、念入りに念入りにお参りしました。
牛・豚はどうやって精肉になるの?

無数の鼻ぐりを見ると、肉は動物を屠(ほふ)ることで得られるのだなと改めて実感します。でも牛やブタの肉が精肉売り場に並ぶまでどんな過程を経るのか、一般に全然知られていないんですよね。
差別用語だから変換できない?

このレポートを書いて気づいたのですが、「屠殺(とさつ)」という言葉がATOKで漢字変換できませんでした。差別問題などいろいろなことが絡んでいるのは分かるんですが、毎日食べているものなのに口に出しちゃダメとか、精肉加工の工程をまるで分かってないとか、へんじゃないかなあ。
鼻ぐりの前で頭を垂れる

スーパーにパック詰めされた肉ばかり見ていると忘れがちですが、私たちは牛や豚の命をいただいているんですよね。山積みの鼻ぐりの前に立てば、動物たちに感謝せずにはいられません。【麻理】
「屠畜」をもっと知るための一冊
 | 世界屠畜紀行 内澤 旬子 解放出版社 2007-01
世界の屠畜の現場に自腹で体当たり取材をする著者。タブーとされている内容をここまで深く掘り下げたレポートは素晴らしい。肉を食べるすべての人にぜひ読んでほしい。 |
【鼻ぐり塚】鼻ぐり塚
住所 :岡山県岡山市吉備津795
電話 :086-287-3008
時間 :境内自由
拝観料:100円(護摩木料)
駐車場:無料
2008年08月07日
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鼻ぐり塚行ったことあります。すごいですよねえ。他にはどこが珍スポットハンター麻理さんの心の琴線に触れたでしょうか?備前のあそこ?津山のあそこ?笠岡のあそこはどうかな?なんて勝手に想像をふくらませています。
自分の地元が取り上げられると,なんだかうれしいですよね。麻理さんのレポートを読んで,岡山に行ってみようかな,という人が出てきてくれるといいなと思っています。
麻理さんも機会をつくって,また岡山へいらっしゃってくださいね。
楽しかったですよー! いろんな場所へ行きました。それはまたおいおいに記事にしていきますね。珍スポットも面白かったですが、伝説がたくさん残っている遺跡など興味津々でしたよ。
早く47都道府県全てをご紹介たいという気持ちでいっぱいです。でもそのためには、コツコツと記事を書き、トコトコと歩いて回るしかないなと思います。がんばりまっす!
なんと! マニアックな情報ですね。お教えくださってありがとうございます。それにしても、ウルトラマンエースにこの鼻ぐり塚が登場するなんて驚きでした。スタッフの方がここを訪れたことがあるのかもしれませんね。
調べてみたら、「あしたはきっとやってくるさ!」様のブログに詳細な記事がありました。
「ウルトラマンA」第16話「怪談・牛神男」
http://next884mat.at.webry.info/200608/article_41.html
鼻ぐり塚が映ってる〜!!