世界で唯一寄生虫の博物館
東京目黒区にある
(財)目黒寄生虫館は、1953年に医学博士・亀谷了氏が私財で設立した研究機関です。寄生虫の博物館は世界でここだけなんですよ。
貴重な寄生虫の研究機関

専門家にとって貴重な実物標本や資料が展示してある真面目な博物館なので、「珍スポット」と呼ぶのははばかられるかもしれません。でもそのマニアックさが珍スポットハンターの心の琴線をかき鳴らすのであります。最初に言っておきますが、この手の画像が苦手な人はこの先を読まないで下さいね。
寄生虫は全動物種の6%を占める生き物

1階の展示室は寄生虫の概念を解説したスペース。「ようこそ世界でただひとつの寄生虫博物館へ」と書かれたガラスの向こうには、実物標本や写真つきのパネルが展示されています。「気持ち悪い」と忌み嫌われていますが、実は寄生虫は全動物種の6%を占め、7万種に及ぶ身近な生き物なんですよ。
ずらり並んだホルマリン漬け標本

ずらりと並んだホルマリン漬けの寄生虫たち。寄生虫とはなにか? その名の通り、他の動物(宿主)の体表や体内に寄生して、宿主から食物をもらって生きている生物。宿主を殺さない程度に食べ物をおすそわけしてもらってるんですね。
刺身を食べるときは要注意!

【注:ショッキング画像】これはアニサキス。サバ寿司やイカ刺しの食あたりの原因となる線虫です。成虫はイルカやクジラの胃に寄生し、幼虫は魚やイカに寄生します。生で刺身を食べる日本人に感染例が多く、年間で1000例を越えるそうです。
女子学生に混じって寄生虫講義

2階へ行くと20人ほどの女子学生が先生の講義を聴いていました。獣医学部の授業で見学に来たそうで、メモを取ったり質問したり熱心に耳を傾けていました。若い女子がいっぱいだと華やかでいいですなあ。私も混ざって寄生虫講義にふんふんと頷いていました。
一番の目玉、8.8メートルのサナダムシ

これは一番の目玉、8.8メートルのサナダムシ。マス寿司で感染した人から、1986年8月に虫下しによって採取されたもの。こんなにょろんとしたモノが体の中にあったのかと思うと不思議〜。
研究のためならなんのその

ある研究者は自分も感染しようと3度も寄生虫を呑み込んだのですが、残念ながら上手く寄生しなかったとか。研究者ってすごい。
ショッキング画像にも女子学生は大喜び

壁には寄生虫に感染した人の写真がたくさん飾られているのですが、これがかなりのショッキンググロ画像。でも女子学生は携帯のカメラでキャアキャア言いながら撮影していました。ピースサインしてるのが妙に可笑しいです。
充実のミュージアムグッズ

ここはなぜかミュージアムグッズが充実しているんですよ。寄生虫を可愛くデザインしたTシャツ、フタゴムシのストラップ、本物の回虫入りペンダントなどなど。私もパンフレット(300円)を買いましたが、表紙がとんでもなくグロいので、勇気のある方だけ買って下さい。(2005年12月15日訪問)【麻理】
寄生虫をもっと知るための二冊
 | 寄生虫館物語―可愛く奇妙な虫たちの暮らし 亀谷 了 文藝春秋 2001-02
目黒寄生虫館にお勤めの方からご紹介いただきました。初代館長の亀谷氏の書かれた本です。寄生虫館の成り立ち、寄生虫に関わるトリビア満載の一冊。訪れる前にぜひご一読を。
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 | 笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記 藤田 紘一郎 講談社 1999-03
花粉症やアレルギーを寄生虫で防ぐという驚きの説、意外な回虫と人間の関係など、面白おかしく寄生虫を描いた医学エッセイ。生物学、環境学、医学を考えさせられる優れた読み物です。
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【財団法人 目黒寄生虫館】財団法人 目黒寄生虫館
住所 :東京都目黒区下目黒4-1-1
電話 :03-3716-1264
入館料 :無料
開館時間:10:00〜17:00
休館日 :月曜日 年末年始
関連URL:財団法人目黒寄生虫館
:寄生虫館へ行こう!
2005年12月16日
【注】上記の情報は、記事掲載後に変更されている場合があります。お出かけの際は必ず事前に該当のスポットにお問い合わせてご確認ください。現在の情報については当ブログ管理人はお答えすることができません。万が一上記の情報に基づく不利益が発生した場合も、当ブログでの責任は負いかねます。【
珍スポット観光の注意事項】
カイチュウの研究者としては「笑うカイチュウ」の著者、NHKの「ようこそ先輩」にも出演された藤田紘一郎氏は有名ですね。なんせ海外の珍しい寄生虫をおなかに入れて持ち帰ったお人ですから。(この時は失敗したらしい)その後も自分のおなかのカイチュウに名前をつけて飼っているとか。また、寄生虫はアトピーに効くという話もあります。そういば、管理人の麻里さんもアトピーだったのでは。ためしてみては。
あと、狭い室内の撮影が多いのなら、室内用広角レンズが必要かもしれませんね。
初コメント、嬉しいです。ありがとうございます。
アトピーに効くのか……ううう。でもちょっと躊躇するかも。
確かに室内の撮影は広角レンズがあるといいですよね。
サナダ虫をおなかの中で飼うことは、アトピー、花粉症、喘息に効き、オペラ歌手マリア・カラスのようにダイエットもできる反面、悪性貧血や下痢・腹痛に悩まされるという報告もあります。ということなので、麻理さん、ちょっと思いとどまってくださいね。
そういえば、子供のころ、祖父の家に遊びに行ったとき「ヨモギを食ってたら、こんな長いサナダ虫が出てきよったぞ。」と祖父に自慢された思い出があります。その時少し引いてしまいました。…ということは、このコメントを読んでいる皆さんも、同じ思いですかぁ。
すみません。こんな話ばかりで…。無視してください。
数年前、NHKの夜11時過ぎの番組で藤田先生?のトーク番組を拝見いたしました。
寄生虫とアトピーや花粉症などの関係をデーターを示されてお話をされておりましたが、興味深くまた驚きながら拝聴したのを覚えております。
先生が自身の体内で「サナダムシ」を飼育されているとのくだりにはビックリするばかりでした。
日本人の多が寄生虫を宿していた時代は、アトピーや花粉症は問題視されていなかったが、野菜の栽培が化学肥料になり農薬散布が普及し国民の衛生意識の向上と共に寄生虫は減り、反比例するようにアトピーや花粉症などのアレルギー性の患者が増大したとのお話でしたが説得力があり感心いたしました。
欧米で喫煙者が減ったら麻薬愛好者が増えたとの話と重なり複雑な思いもします。
かく云う私も小学生の頃は野菜の栽培には下肥を使っていましたので、常時寄生虫「回虫と線虫」と共に暮らしていました。学校で定期的に虫下しを支給され飲んでも、また直ぐに寄生するの繰り返しでした。
一度博物館を見学させていただきます。
我が体内に生息していたのは「回虫と線虫」ではなく「回虫とぎょう虫」でした。
回虫は自覚症状はありませんが、ぎょう虫は夜な夜な肛門より這い出して、痛いような痒いようなで不快感この上なしでした。
不快な話で申し訳ありませんでした。
博物館のテーマに沿うと艶っぽい話にはなりにくいです。
私は遠慮しておきます〜。お祖父様のエピソード、私も幼き日のBLACK_OX さんと同じ反応をしてしまいそうです。
浜っ子さん
いつもコメントありがとうございます。『笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記』の藤田先生、本当に研究熱心でユニークな学者さんですよね。寄生虫に対する愛情がひしひしと伝わってきます。
確かにこのテーマでは艶っぽいお話にはなりにくいですねえ……。
ミュージアムグッズショップでは、暑中見舞い用にポストカードを買い込みました。
「時節柄、食中毒に気を付けよう!!」ということで送ったのですが、みんな困惑したみたいですね(苦笑)
寄生虫ポストカード、受け取った人の気持ちを考えると笑ってしまいますね。イラスト調のかわいいものもありましたが、写真のリアルなものは人を選ぶかも。
よろしくお願いします。
http://homepage2.nifty.com/mpm-hp/
開設おめでとうございます。
これからも目黒寄生虫館が
ますます発展されることをお祈りします☆
管理人殿と同時期ぐらいにレポート課題のために行った事があります。そのときは同じように女子大生が博物館いっぱいにいまして、みんな歓声を上げながら見学しているのに俺一人だけガシガシメモを取っていたのは明らかに浮いてましたね(視線が痛かった…)。
もちろん表紙がアレなパンフもゲットしましたよ。購入するのに手間取りましたが。
同時期だったんですね。ちょうどそのころ学校で寄生虫に関する講義があったのかもしれません。
女子大生と寄生虫の組み合わせって意外でしたけど、医学関係の学校だったのかな。