愛宕念仏寺こそ訪れるべきお寺

嵯峨嵐山にはふたつ念仏寺があります。化野念仏寺は観光客が溢れる有名な観光地ですが、
京都市・右京区の「
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)」の方はあまり知られていません。でも珍スポットマニアにとっては愛宕念仏寺の方こそ、訪れるべきお寺なのです。
1200体もの羅漢さん

化野念仏寺から1キロほど北西の方向にある愛宕念仏寺。見どころはなんと言っても石でできた羅漢(らかん)さんです。なんと、境内のあちこちに1200体もあるんですって。
稱徳天皇によって建立

仏陀が入滅したときに集まったという500人の弟子・羅漢。五百羅漢があるお寺は各地にありますが、1200もあるのは珍しいですね。愛宕念仏寺は稱徳(しょうとく)天皇(764〜770)によって建立された歴史のあるお寺です。
寺門興隆を祈念してご住職が発願

パンフレットによると、昭和56年に仁王門の解体復元修理を行った際に、寺門興隆を祈念して境内を羅漢像でいっぱいにしようと、ご住職が発願されたそうです。
野辺のコロボックルのような羅漢さん

発願から10年、平成3年11月に1200体の羅漢さん達成! 「千二百羅漢慶法要」が行われました。今ではすっかり緑のコケに覆われていて、まるでコロボックルが寄り添って野辺に座っているように見えます。
ほんわか・ほのぼのした手作りの味

この羅漢像は1200人の一般の参拝者が自分で彫ったものなんですよ。だから素人っぽい作りではあるものの、どれも個性的で可愛らしいのです。「こども夏休みの工作展」のようなほんわか・ほのぼのした作品ばかりで、思わず頬が緩みます。
外国人観光客にもオススメ

友だちや家族に似た人をさがしているとあっという間に時間がたってしまいます。でも例によって私しか観光客がいません。化野念仏寺に溢れてた外国人さん、愛宕念仏寺だってすっごく面白いよ! ファニーでクールだからぜひ見た方がいいって。
面白羅漢さんいろいろ

私が見つけた面白羅漢さんです。カメラを持っている羅漢さんはきっと写真が趣味の人が作ったのでしょう。本を抱えているのは私みたいなビブリオマニアかな。ネコをバンザイしている愛猫家、グローブでガッツポーズのボクサー、なんだかタモさんに似てる人もいる!
あなたにそっくりな羅漢さんも見つかる?

ちょっと怖い雰囲気の化野念仏寺の後は、ぜひ化野念仏寺へも立ち寄って心癒されることをお薦めします。きっとあなたにそっくりな羅漢さんも見つかるはずですよ。(2006年05月12日訪問)【麻理】
愛宕念仏寺・後日談
愛宕念仏寺のすぐ側にトンネルがありました。洞窟など狭くて暗い所に目がない私ですが、次に訪れる鈴虫寺の説法の時間が迫っていたため、見に行くのは諦めてバイクを飛ばしました。
1日の珍スポ取材を終えてホテルに帰り、デジカメの写真をダウンロードしてチェックしてみました。その中に1枚、愛宕念仏寺を遠景でトンネルをバックに撮った写真があったのですが、ちょっと変なんですよね、その写真。その時は「撮影失敗しちゃったかな」と思ってすぐにゴミ箱に放り込んで削除しました。
そして後日、このレポートを書くためにネットで調べものをしていたときのこと。ある記事を読んで背筋がゾーっとしました。愛宕念仏寺の側にあったのは「清滝トンネル」と言って、京都でも有名な心霊スポットなんですってね。ちょっと、やだやだ! やめてよぉ! どんな写真だったかは言えません。聞かれても言いません。早く忘れよっと。【麻理】
珍スポットの仏像を見るために必読の記事
珍スポを10倍楽しむために「3分で分かる!仏像」【愛宕念仏寺】愛宕念仏寺
住所 :京都府京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
電話 :075-865-1231
時間 :08:00〜17:00
休観日:無休
拝観料:パンフレット代300円
駐車場:無料10台
関連URL:おたぎねんぶつじ
2006年05月24日
【注】上記の情報は、記事掲載後に変更されている場合があります。お出かけの際は必ず事前に該当のスポットにお問い合わせてご確認ください。現在の情報については当ブログ管理人はお答えすることができません。万が一上記の情報に基づく不利益が発生した場合も、当ブログでの責任は負いかねます。【
珍スポット観光の注意事項】
加門七海の「うわさの神仏」で知って以来1人で行けません。
『うわさの神仏』未読なんですよ。しまった! 読んでおけばよかった〜。早速注文しましたよ。
でも私は霊感とか全くないので、多分単なる撮影失敗だと思いますよ。そう信じたい。
BLACK_OXさん
わーん、ご存じだったら教えて下さいよぅ〜。掲示板に書き込んで下さった深泥池は、前もって心の準備をしていたので良かったのですが、予期せず踏み込んでしまったというのは怖さ倍増です。
いや〜、心霊スポットがすぐ近くにありましたか。たぶん私には見えないかもしれません。(笑)
だいたい愛宕(おたぎ)を「あたご」と読み始めたところから、もうすでにポイントを外しております。
1200羅漢、作ってみたかったッスねぇ〜。
え、作るのはもちろん「モアイ羅漢像」ですよ。(笑)
真夜中の雨の峠道、傘を差した女子高生の霊……それだけで怖い。霊感がなくてもその場所にいたくないです〜。
私もこのプロジェクトに参加したかったですね。モアイの形をした羅漢像もきっと目立つことでしょう。自分だったらこんなものを作るぞと想像しながら見物するのも楽しそうです。