珍スポマニア必見の別館「羊蹄丸(ようていまる)」
東京品川区、お台場。カップルいっぱいのフジテレビなんぞは目もくれません。目指すはもちろん「
船の科学館」。建物自体が船の形をしている広大な博物館ですが、今回はこの中でも珍スポマニア必見の、別館「
羊蹄丸(ようていまる)」をレポートいたしましょう。
北海道と本州を結ぶ鉄道連絡航路

羊蹄丸は青森と函館を結ぶ鉄道連絡船として昭和40年(1965)に建造されました。以前ご紹介した青森「八甲田丸」のお仲間。北海道の羊蹄山にちなんで名付けられました。引退後博物館として一般公開されています。
入り口の船長ロボットは序の口

入り口の妙な動きをする船長ロボットにぎょっとするのはまだ早い。この先の「青函ワールド」はさらに愕然すること間違いなしであります。
あまりにリアルすぎる昭和30年代の青森

館内には「昭和30年代の青森」がリアルに、リアルすぎるほどにに再現されているのです。ぼんやり灯った裸電球。つやつやとしたリンゴ。さすがに室内は寒くないのですが、屋根につもった雪を見ると思わずブルリと身を震わせたくなります。
ドラマチック青函ワールド

作り込みがとにかく細かい。マネキン一体一体にドラマが見えるんです。お腹が空いているのを我慢している子供、それを気遣う母親。縮こまってうつむいている老婆。見てるだけでどよーんとダウナーな気持ちに。重い、重すぎる……。
いや「楽しさ」はあふれてないと思う

戦後の貧しく暗い時代、重苦しい雰囲気がずっしり肩にのしかかってくるようです。公式サイトには「昭和30年代の青森駅の様子を体感できる『青函ワールド』、シアターなど楽しさあふれるパビリオンです」と書かれているんですが、「楽しさ」はあふれてないでしょう。これは。
ひと味違うマネキンの顔だち

なんでこんなにリアルなのかというと、マネキンの作りが他の珍スポットとひと味違うんです。みんな庶民的で個性的な顔だちばかり。どこにでもいそうな感じのおじちゃん、おばちゃん、坊ちゃん、嬢ちゃん。苦労とか貧しさとか希望とかいろんなものが滲み出ている顔つき。
昭和30年代にタイムスリップ

青森駅前、青森駅待合室、青函連絡船という3つのエリアに分かれています。マネキンはどれも実物大なので、ちょっとポーズをとればたちまちあなたも昭和30年代にタイムスリップできます。
説明書きも重い、重すぎるよ

闇米を背負ってみよう! という体験コーナもありますよ。「かつぎ屋のお母さん達が家族をささえるために、骨をきしませながら背負ったお米です」という説明書きにどんより気分がぬぐい去れませんが、一応レッツチャレンジ。……って、ちょ、むちゃくちゃ重いよ!
現代に生きることの幸せをかみしめる

青函連絡船のコーナでは、別れを惜しむご婦人が。もう会えないかもしれない恋人を見つめているのでしょうか。凍えそうなカモメ見つめ泣いていました〜♪(by津軽海峡冬景色)現代に生きることの幸福さをしみじみかみしめられるスポットでした。(2006年08月27日訪問)【麻理】
「船」の珍スポットレポート
よくいるタイプ?のマネキン「南極観測船ふじ」【愛知】
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ああ〜♪津軽海峡冬景色「八甲田丸」【青森】【船の科学館・羊蹄丸】船の科学館・羊蹄丸
住所 :東京都品川区東八潮3番1号
電話 :03-5500-1111
時間 :10:00〜17:00(平日)
10:00〜18:00(土日祝・夏期)
休館日:無休
入場料:大人1000円(「本館・羊蹄丸・宗谷」共通券)
駐車場:有料(1時間300円・以降30分100円)
関連URL:船の科学館
2006年09月26日
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40年代後半の青函連絡船に乗ってました。
この頃だって結構重かったです。
出航のとき、大げさにテープのどらが流れんだよね。
しかし、このレポートの記事や写真を見て感じたのですが、「昭和30年12月15日」の設定と「闇市」とはどうも結びつきません。戦争は1945年(昭和20年)に終わっているのですよ。闇市はあったのかもしれませんが、昭和30年は私の中では、完全に新しい時代、「夕焼けの詩」の時代に入っています。それに「ゴジラの逆襲(昭和30年作品)」のポスターも娯楽を楽しめることができるようになったという余裕を感じさせます。できれば、設定は昭和22年ぐらいでやってほしかったですね。
「ん、その飴おいしいかい?」のワンショット。私も「人さらい」に見えました。うちのおばあちゃんは「子取り」と言ってましたが…。ここらへんは、週刊新潮の表紙絵をかざった谷内六郎氏の絵を思い出します。(週刊新潮の表紙絵ばかり集めた絶版本持ってます。)
それにしても、おにぎりを食べてる人って、ほいじんがさんじゃないの?
羊蹄丸は昭和63年まで現役で働いていたんですよね。テープのどらが流れていたというのは知りませんでした。どらの音ってちょっと寂しげなんですよね。「別れ」を感じさせます。
BLACK_OXさん
戦後すぐの混乱した時代も、今ではレトロブームで当時を懐かしむ人も多いですね。ただその「懐かしの30年代」というのはあくまで都市部に限られるのかもしれません。
映画の『夕焼けの詩』を見ると昭和30年の東京は、復興の夢と希望が満ちあふれている感じですね。でも青森は戦後10年ではまだまだ辛く暗い時代だったのかなあという気がします。
物資も仕事もなく、かつぎ屋のお母さんや出稼ぎのお父さんが青森を離れて頑張っていたのではないでしょうか。マネキンには「泣きながら上野行きの列車に乗る子供(親戚に引き取られるのかな)」もいたりしてしょんぼりします。
そういう意味では、この暗い雰囲気(でもかすかに希望の光が見える)の青函ワールドは非常にリアルで素晴らしいと感じました。
ああ! しまった。人さらいよりも子取りの方がそれらしいですね。時代考証は難しい〜☆
悪友と一緒に行ったのですが、彼はご婦人のお尻の撫でたり、女の子に顔に股間を押し付けたりとかなり悪乗りしてましたね・・・・・・
他にもイルカに乗って海を渡るゲームとかあって意外とデートでもイケそうかな?
でも、「誰でも」とはいかないかな・・・・・・
>BLACK_OXさん
当方ブログをご覧くださりまして、ありがとうございます。麻理さんの足元には及びませんが私も珍スポット巡礼に精進したいと思っております。今後も宜しくお願い致します。
そう言われると、確かに宗谷のマネキンはうらびれ感が暗い気持ちになりますね。宗谷自体も老朽化しているので、心配にもなります。
船長ロボの先にある海に関するミュージアムでは子供大喜びだったので、お子様連れでもOKそうです。デートは……うーんやっぱり人を選ぶかも。
ほいじんがさんのブログ『我楽侘箱の世界』のプロフィール写真、例のアレですね〜。みなさん、要チェックだっ!
中は大改造され、まさに「珍スポット」全開ですね。写真だけではわからなかった昭和30年代の青森の喧噪があちらこちらから流れてきて、しまいに私はどこにいるのかわからなくなってしまいました。
ここの人形たちのドラマって間隔をあけて突然始まるので、じっと待っていると自分はいったい何やってるの?という気になってきます。しかし、それぞれドラマありすぎ。(笑)
最後の方で見られる映画のラストシーンでは石川さゆりの「津軽海峡冬景色」が泣かせます。2回も見ちゃいましたよ。
いやあ、じっくり見るとすべてを見るまで結構時間がかかりました。
記事には書かなかったのですが、音も楽しめる施設なんですよね。青森の昔をさらにリアルに感じられるしかけでした。
映画は泣けますよー。昔の青函連絡船は気軽な船旅って感じじゃなかったのね。演歌がよく似合う船です。
船の科学館は見どころたっぷり。しっかり隅々まで見ると一日遊べますね。