世界的影絵の巨匠・藤城清治のミュージアム
残念!館内撮影禁止
幻想的な影絵にうっとり
カップルのデートスポットにオススメ
(※著作権の関係から、以下の画像はAmazonから引っ張ってきたものです)ま、とどのつまり影絵の森はそれほど「珍」ではありませんでした。逆に言えば、カップルで行くデートスポットとしては美しいし、ファンタジックだし、童心に帰れるし、暗いし(←不純な!)で非常にオススメです。ウンダバ。(『藤城清治 光と影の奇蹟』)ライトによるコントラストで表現
展示されている原画を見て初めて知ったのですが、藤城清治の影絵は「切り絵」なんですね。基本は黒い紙を切り抜いて裏から光を当てたコントラストで表現し、トレーシングペーパーに直接彩色したりセロファンなどを使っています。(『光と影の詩人―藤城清治の世界』)切り絵でグラデーションも
驚いたのが切り絵でグラデーションまで表現していること。なんとトレーシングペーパーの重なり具合で微妙な色の濃淡を出しているんです。またその細かさと言ったら。これ全部一人で切り抜いたの!? と唖然。(『光は歌い影は躍る―藤城清治の軌跡』)作品のごった煮状態
ま、それはともかくですね。影絵の森の唯一「珍」なところは、藤城清治だけでなく、いろんな方々の作品がごった煮状態で展示されている点です。なぜか「女優・東ちづるチャリティ原画展」「漫才師・内海圭子 どどいつ絵画展」「ゲゲゲの鬼太郎・水木しげる展」「日本のゴッホ・山下清展」が入ってるんですよ。(『マリアンナとパルーシャ』)藤城清治だけにしといた方がいいって
藤城清治だけで十分見応えがあるし、家族連れやカップルに最適だと思うんですが、あれやこれや詰め込んでしまっているので訳の分からない味になっちゃってます。しかも「どうしてこの人選なの?」と首をひねるようなバラバラ感。私的には「珍」で嬉しいのですが、悪いこと言わないから藤城清治だけにしといた方がいいって。マジで。(『水木しげる妖怪大百科』)(2007年04月14日訪問)【麻理】藤城清治をもっと知るための一冊
![]() | 銀河鉄道の夜 宮沢賢治 藤城清治 講談社 1982-12 実物の原画(というか原影絵)は本当に美しかった。切り絵でグラデーションが作れるのがスゴイ。また宮沢賢治の世界に作風が、じ、実にぴったりなんだな(裸の大将風に) |
【昇仙峡 影絵の森美術館】
昇仙峡 影絵の森美術館
住所 :山梨県甲府市高成町1035-2
電話 :055-287-2511
休館日:年中無休
時間 :09:00〜17:00
入館料:800円(サイトに割引券あり)
駐車場:無料
関連URL:昇仙峡 昇仙峡 影絵の森美術館 美術館
2007年04月24日
【注】上記の情報は、記事掲載後に変更されている場合があります。お出かけの際は必ず事前に該当のスポットにお問い合わせてご確認ください。現在の情報については当ブログ管理人はお答えすることができません。万が一上記の情報に基づく不利益が発生した場合も、当ブログでの責任は負いかねます。【珍スポット観光の注意事項】




























作品は、紙を切り抜き、セロファンを貼り、光を当て、影をスクリーンに投影し、写真撮影するのですが、影絵が映し出されているスクリーンの向こうには、切り抜かれた平面の人や木が、距離を置かれて配置されているのです。案外大掛かりで大変だなと思ったことがあります。それは、星座を見ているようなものです。近くに位置している星を見て平面上で物語を作り楽しんでいますが、実は星たちは何億光年も離れて存在している…そんな感じです。
藤城清治さんは、紙を切り抜く道具に薄いカミソリの刃を直接使っておられたようで(カッターでは思い通りのシャープさはでないらしい)絆創膏(ばんそうこう) は必需品だということでした。それに、よく登場する大きな目をした小人には思い入れがあるらしく、「ボクの小人は、他とは違う。とてもオシャレでカコイイ。三角帽子も似合うんだ」とおっしゃられたのを読んだことがあります。
「藤城清治をもっと知るための一冊」の「銀河鉄道の夜」も持っています。しかし、残念ながら、中学のころ出会ったあのモノクロの銀河鉄道ではありませんでした。
話はかわるのですが、いつも気になる言葉があります。「ファンタジック」という言葉です。ファンタジー(名詞:「幻想」fantasy)を形容詞化すると、ファンタジック…には、ならないのです。正解はファンタスティック(形容詞:「幻想的な」fantastic)。
ところが、私は、日本語で「幻想的な」という気持ちを表現する場合、「官能的で、淫靡で、もやもやして、ゆっくり色合いが変化している」ということを伝えたいときが多く、そのときには、「ファンタスティック」というよりは「ファンタジック」な気持ちなのです。私の中では、「ファンタスティック」は、はっきり、くっきり、公明正大、隠し事なしのあっけらかんで、ただ、きれいですばらしい…という感覚なのです。日本人と外国人の「幻想」に対する感覚が違っているので、形容詞になると違和感が際立つのでしょうか?それとも、ただ、私がヘンにこだわっているだけなんでしょうか?
私の中では、「ファンタジック」は和製英語として地位が確立しているのですが、いざ自分が使うとなると躊躇してしまう言葉なのです。
大きな目の小人がかわいいですね。
博物館があるのは知りませんでした。
昇仙峡と一緒に見に行きたいです。
ところでファンタジックが和製英語というのは初めて知りました。一応辞書には載っているんですね。でもやっぱりファンタスティックとファンタジックはニュアンスが異なる気がします。
宮沢賢治の世界に藤城清治は本当に良く合いますね。他にも『セロ弾きのゴーシュ』や『よだかの星』の作品が展示してありましたよ。この美術館は、合わせ鏡を使って無限に切り絵が続くようにしたり、水の反射を使ってゆらいだ印象にしたりと、見せ方に工夫がありました。
ご指摘ありがとうございます。私もファンタスティックとファンタジックはイメージが違っている気がします。そう感じる人が多いので発明された言葉ななのかもしれませんね。日本語で書くときには「ファンタジック」、英語では「fantastic」と使い分けています。
mimiさん
昇仙峡にいらっしゃる時はぜひ。普通の観光スポットとしてオススメですよ☆
トロさん
まあ藤城清治だけだったら、たぶんこのブログではご紹介しないと思います。それだけまっとうな美術館です。和製英語で英語表現にない言葉の使い分けは難しいですね。一応私なりの線引きとして辞書に載ってればOKかなと。